Case – 19 虫刺され
1: 虫刺され(昆虫刺咬症)とは
虫刺され(昆虫刺咬症)は、昆虫やダニなどに刺されたり咬まれたりすることで、 唾液や毒素が皮膚に注入され、炎症反応が生じる状態です。 症状の強さや持続期間は、虫の種類や体質、アレルギーの有無によって異なります。
2: 症状
主な症状は次の通りです。
・強いかゆみ
・赤み(紅斑)
・腫れ(膨疹・丘疹)
・水ぶくれ(水疱)
・痛み(ハチ・アブ・ムカデなど)
・熱感
・じんましん様反応
・リンパ節の腫れ(まれ)
ごくまれに、呼吸困難・血圧低下・意識障害などを伴う
アナフィラキシーショックを起こすことがあります。
3: 原因となる主な虫
【吸血する虫】
・蚊
・ブヨ(ブユ)
・アブ
・ノミ
・ダニ(感染症を媒介する種類あり)
【毒を持つ虫】
・ハチ(スズメバチ、アシナガバチなど)
・毛虫(ドクガ類など)
・ムカデ
・一部のアリ
刺咬時に注入される唾液や毒素に対する炎症反応が症状の原因です。
4: 治療と応急処置
【ご自身でできること】
・流水と石鹸でやさしく洗浄
・患部の冷却
・できるだけ掻かない
・市販の抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬の使用(軽症の場合)
【医療機関での治療】
・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン薬(内服)
・重症例では短期間のステロイド内服
・細菌感染を伴う場合は抗菌薬
【緊急受診が必要な症状】
・呼吸困難、声がかすれる
・めまい、意識が遠のく
・全身にじんましんが広がる
・ハチに刺された後に急速に悪化する症状
上記の症状がある場合は、速やかに救急受診してください。