Case – 28 電気凝固術

後藤皮膚科背景イメージ

1: 電気凝固術とは

電気凝固術は、高周波電流を用いて組織を熱凝固させ、 病変を除去する治療法です。 小さな皮膚腫瘍や血管性病変などに対して、 外来で行われる処置のひとつです。

2: 主な適応疾患

・脂漏性角化症(老人性いぼ)
・軟性線維腫(スキンタッグ)
・尋常性疣贅(いぼ)
・扁平疣贅
・伝染性軟属腫(水いぼ)
・毛細血管拡張症、老人性血管腫
・稗粒腫、汗管腫
・一部の早期皮膚がん(医師が適応と判断した場合)

病変の種類や大きさ、部位によって適応は異なります。

3: 治療の流れ

① 診察・適応判断
② 必要に応じて局所麻酔
③ 電気凝固装置で病変部を処置
④ 軟膏塗布・保護

処置時間は比較的短時間で終了することが多いですが、 病変の状態により異なります。

4: 治療後の経過

・赤みや軽い腫れが生じることがあります
・かさぶたが形成され、自然に剥がれます
・一時的な色素沈着が残ることがあります
・数日〜1週間程度軽い痛みが出ることがあります

経過には個人差があります。 異常な腫れや痛みがある場合は再受診してください。

5: メリット・注意点

【メリット】
・外来で行える処置
・止血を同時に行えることが多い
・縫合を必要としない場合が多い

【注意点】
・処置時に痛みを伴うことがある
・色素沈着が残る場合がある
・深い病変や広範囲病変には適さないことがある
・再発する可能性がある

治療方法の選択は、診察のうえ医師が判断します。