Case – 13 陥入爪/巻き爪

後藤皮膚科背景イメージ

1: 陥入爪

1-1:症状

爪の側縁が皮膚に刺さることによって炎症が起きた状態です。爪が刺さったことによって生じた傷に細菌感染を起こしていることもあります。

1-2:原因

深爪、外傷による爪欠け、巻き爪が原因で発症することが多いです。

1-3:治療

爪が皮膚に刺さっている状態を解除することが重要になります。
爪を切るときは角を短く切り落とさず、四角い形に整えるようにしましょう(スクエアカット)。
細菌感染を起しているときは抗生剤の内服治療が必要になることがあります。

2: 巻き爪

2-1:症状

爪が過度に弯曲している状態です。足の爪に見られることが多く、爪に指からの圧力がかからない状態が続くと爪のもともとの性質により巻いてくると考えられています。

2-2:原因

足の形の変形、サイズの合わない靴、不適切な爪切りなどが原因になり得ます。

2-3:治療

巻き爪が軽度の場合は、テーピングを行うことで爪による圧迫を軽減します。
重度の場合は矯正器具を用いて矯正治療を行います。(保険適応外になります。)